はじめに
「物流はもう全部代行に任せたから!」
…そう言ってから3ヶ月後。なぜかクレームが増え、リピート率が落ち、現場もパートナーも疲弊していた。
ECの物流、”丸投げ”だけではうまくいきません。
現場での実体験を踏まえながら、代行を”活かす”ための連携術についてお伝えします。
なぜ「丸投げ」が危険なのか?

物流代行は”委託”であって、”自動化”ではありません。
業務を任せるのは作業単位であって、経営責任まで移せるわけではないのです。
よくある失敗パターン
- 出荷ルールの認識ずれ
- セット品・のし対応・同梱条件などが伝わっていない
- 返品処理の曖昧さ
- 返品受付の基準・処理手順が倉庫と共有されていない
- 受注処理のタイミングミス
- 手動での受注連携が間に合わず、出荷漏れ・二重出荷に
- 問い合わせ対応の分断
- お客様の問い合わせにカスタマーサポートと倉庫がバラバラに対応
こうしたミスは、ECサイトのブランド毀損にもつながります。
連携がうまくいく現場は何が違うのか?

共通言語がある
SKU、納品条件、出荷タイミングなどのキーワードを、お互いに理解して使えている。
業務フローが見える化されている
受注~出荷~返品までの流れが、両者で視覚的に共有されている(図面、マニュアルなど)。
デジタル連携がある
OMSやWMSなどのシステムで受注・在庫・出荷が連携され、手動ミスが減っている。
現場との対話がある
「どうすればもっと良くなるか?」という会話が、月1の定例会などで自然と交わされている。
明日からできる“良い物流パートナー関係”の作り方
- 責任範囲をすり合わせる
- 委託するのは”作業”。成果責任は一緒に持つ意識を忘れずに
- 作業指示書はシンプルに
- 長文よりも図や写真で伝える方がミスが減ります
- 品質指標を一緒に見る
- 誤出荷率・遅延件数・返品理由などをKPIとして共有する
- 安さだけで代行先を選ばない
- パートナーは”一緒に改善できるか”で選ぶのが長期的にコスパ良し
まとめ:物流は「任せる」けど「無関心にはしない」
委託とは信頼です。でも信頼は”放置”と違います。
任せっぱなしにせず、適切に関わり、共に成長していく。
それが、EC担当者が目指すべき”物流連携のかたち”です。
あとがき
当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。
物流会社に勤めていた際にEC事業者サイドから物流側に歩み寄っていただけると「この会社さんは他と違う!」と感じていました。単純すぎですね笑
次回も読んでいただけますと幸いです!
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